失敗から学んだ、家づくりの知識の大切さ│コンセプトハウス ルームツアー(後編)

その通りです。すごくいい住宅屋さんはたくさんあって、本当に素晴らしい営業マンさんはたくさんいるんですけども、数の法則で、どうしてもそうじゃない方もいるかも知れません

どうしても営業職ってノルマがありますので、会社都合で家づくりが進むことも、実は少なくなくて。今月、会議で怒られないようにしようとか、じゃあこのお客さんは今月中に決めないといけないとか。そうしたら、やっぱりお客様が迷ってる暇が無い訳で、営業としては迷わせちゃいけないんですよ

そうすると、やっぱりもういいことしか言わないようになっちゃうんですよね。だから、お客さん迷うんですよ。色んな会社さん回っても基本的にいい事しか言わないから、どれが良いのか分かんなくなっちゃう

そういうお客様が、割と弊社に駆け込み寺じゃないですけども、来られる方が多いですね

弊社の場合は、家づくりまでに少し面倒くさいと思われるかもしれない「4つのステップ」を踏んでいただきます。この4つのステップを踏んで頂かないと、プランのご提案も出来ないし、土地もお探し出来ない。これは、決して上から言っている訳ではなくて、どんな家を建てないといけないかも分からない状態の方に提案しても、意味がないとまでは言いませんけども、より確度を挙げたご提案ができないと考えています

そうです。基礎知識といっても、実際にしっかり理解している方は少ないですからね

まず1ステップ目は家づくり勉強会です。皆さんどんな家を建てたいかの希望は持たれていて描かれているんですが、どんな家を建てないといけないか、意外と知らないので、それを知っていただく。2つ目は資金セミナーです。皆さん建てるの初めての方がほとんどなので、イコールで住宅ローンを組まれるのも初めての方が多くて。住宅ローン以外に、35年も何千万も借りるローンってないので、住宅ローンって言うのは非常に特殊です

そうですね。それだけの大きい額が動くローンになりますので、同じ額を借りられたとしても、例えば数百万単位で増減する事がある訳ですよ。例えば、Aさんは全部払ってみたら4千万でした。Bさんは同じ額借りて、3700万でした。300万の差が出るんですよ。同じ家を建てているのであれば、当然のごとく安くて、気に入った土地に、安くていい家を建てたい。そこを達成しようと、色んな住宅会社さんを回るっていう努力をされるんですね。その努力は、もちろんされるべきだと思うんですけれども、住宅ローンをどこから借りて返すかっていう努力は、全くしないんですよ

そうです。両方努力して初めて、お求め安くて良い家が手に入るんじゃないかなと思いますので、その為にはやっぱり住宅ローンの知識を付けていただくって言うのが、2つ目の資金セミナー。3つ目に関しては、ライフプランシミュレーションっていうのを、させてもらっています。皆さん予算ってお持ちなんですけれども、実はその予算ってあまり根拠がない事が多い

そうです。夫婦で予算は決めてるんですよ。でも、僕がじゃあその予算の根拠的な所は、どこから来てるんです、ってお聞きすると、大体3パターンですね。1つ目は、同僚とか親・兄弟、友人とかがそれくらいで建てたから。2つ目が結構多いんですけど、今アパートに住んでて、今家賃が6万だから、あとプラス2万だったら払えるかなっていうので、8万だったらっていう所から、出しました。3つ目が、色々やっぱり回っていくと、それくらいが相場なのかな、とか。大体、これくらいです

変わりますよ。すごく面白くて、いい線いってた方もいますけれども。いやいや、そんな借りちゃ駄目ですよ、っていう方もいれば、逆に全然大丈夫ですね、っていう方もいますし。だから、その人の性格もあるんだと思います

4ステップ目は、弊社の実際の家を見ていただきます。例えば、こういうモデルハウスを見ていただいたり。ただ、このステップはどこの順番に入れても構いません

その意味もあると思います。でも、この4つのステップに関しては、別に弊社でではなくてどこで建てるにしても知っておくべき知識だと思ってます