【スケールクラフト】リノベはリフォームより大変だけど面白い │動画で社長さん宅訪問(後編)とインタビュー

問題を解決するのが僕たちの役目

初谷

ちょっと話変わるんですけど、元々社長がこのスケールクラフトさんを立ち上げた想いだったりとか、どんな成り立ちだったのか、みたいな事を少し伺ってもいいですか

赤堀さん

大学を出てすぐに入ったのがハウスメーカーさんで、6年ほど営業しながら設計を学びつつ免許も取りつつで

初谷

はい

赤堀さん

そこで、結局お客様が大きいお金を払って住むのに、ハウスメーカーさんだと「これをしたいあれをしたい」っていうお客様の話を断らせる方向で「これしたらいくらしますよ、これはもうできませんよ」とかっていう話が結構あって

初谷

ありますね

赤堀さん

その辺でモヤモヤしてるのがあって。で、設計の免許をとったので次は設計事務所寄りの工務店に転職しました。その後、さらにもうちょっと意匠的な所も勉強したいなと思って、店舗とかもしてる会社にいって、その後に自分で独立になったんですけど。生い立ちといったらそういった形の流れなんです

初谷

そういう流れだったんですね

赤堀さん

やっぱり「想い」としたら、本当に金額によりけりじゃなくて高いだろうが安かろうがやっぱり本気で家を建てたり、お店をつくったりする人…みんな本気なので

初谷

はい

赤堀さん

それが「できる、できない」じゃなくて「できるように提案したり、物をつくっていきたいな」っていうのは正直ありました。で、設計事務所として立ち上げて設計だけをしてきたんですけど、その後に設計でつくった物、描いたものが、工務店さんとかに作ってもらうんですけど、工務店さんの色が出てしまう

初谷

なるほど

赤堀さん

例えば、設計図でこう描いてるのに現場行ったらこうなってた。茶色って言ったけど、僕が思ってる茶色と工務店さんが思ってる茶色が違うんですよね。僕はもっとマットな、オイルで塗ったような木目が出るような茶色って言ったつもりなのに、現場行って見たらテッカテカの綺麗な茶色、チョコレートみたいなのになってたりする。その辺のちょっとした事が僕の中であったので、その設計事務所の後に工務店として、スケールクラフト株式会社っていう会社をつくったっていうのが、大筋な流れですね

初谷

設計から施工まで一貫してできるようにするっていうのが…

赤堀さん

それが一番というか、メリットだと思います

初谷

「設計から施工まで一貫してできるようにする」っていうことですが、やりたかったのは設計があって、それをちゃんと実現するための施工っていうことでしょうか

赤堀さん

そうですね。それも最初あったんですけど、実際現場で色々手伝ったり、今ちょっと流行りですけどDIYですよね。色塗ったりする事もし始めたらそれがちょっと楽しくて。実際この家作った時も、それが自分でできる事はしたんですけど、特殊なそう言った大工さん的な事はちょっとできなかったんですけどね

タイルやフローリングを剥がしてモールテックス仕様にした玄関

初谷

特に最近は設計者が施工までできるって方、DIYとか。いろんな家の在り方っていうのも、全然変わって来てると思うんですけど

赤堀さん

そうですね

初谷

御社がお客様への提案で今大事にしてる事ってどんな事ですか?

赤堀さん

そうですね、大事にしてる事。僕が思うにスケールクラフトに来ていただける、スケールクラフトに相談しにきてくれるお客様って、結構「どこどこの工務店に行ったけど不満がある」「ここの土地にはこういう問題がある」とかです。だから「土地が決まってて間取りもなんでもよくて、すぐ住めたらいつでも住めたらいい」っていうような、問題がないお客さんではなくて…

初谷

問題があるお客さん、ですね

赤堀さん

その問題を解決してあげる…建築の病院というか…

初谷

困ってる方に対してですね

赤堀さん

そうそう、困ってる方が多くて。それを解決してあげるのが僕の役目であったり、会社の役目であったり、存在意義なんかな

赤堀さん案内によるリノベハウスのこだわりは >> こちらからご覧になれます

夢を形に。スケールクラフト

初谷

やっぱり困ってらっしゃる方って多いですか?

赤堀さん

多いですね

初谷

どんな事で言われたりするんですか?

赤堀さん

最近多いのが「そこに行ったけどこういう事言われた」とか「これができない」とか「これよりももっといい物を私達はつくりたいのにそれができないんだけど、スケールクラフトさんなら作ってくれるんじゃないか」とか。そういう感じもあるし、ご予算がちょっと厳しい方とかもあるし。それは本当に色んな人が一人ひとり違う悩みで来られますよね

初谷

やっぱり工務店さんなりハウスメーカーさんなりに色んな期待をして行ったんだけど…

赤堀さん

そうそうそう

初谷

思い違いとうか、説明不足なのか、それもあるかも知れませんけど。それでできると思ってた事ができなかったっていう、やっぱり挫折は結構ありそうですね

赤堀さん

そう、あるみたいです。昔と違うのは情報がすごい多い時代じゃないですか。だから、お客様が色んな所で調べたり見たりしているので、担当者レベル以上の知識を持って工務店なりハウスメーカーに行っちゃう。その時に、やっぱり期待値よりも低い所になってしまうのはやっぱり…

初谷

情報が多いからっていうのもありますよね、調べてる

赤堀さん

なんでも調べられるし。インスタやピンタレストで調べたら全部出てくる。それがやっぱりあるのかなぁとは思ったりしますけど。日々、やっぱり勉強していかないといけないって危機感はありますね

初谷

情報量をとにかく全部おさえとくわけにはいかないかも知れませんけど

赤堀さん

そうなんです

初谷

流れとかもちゃんと知っておかないといけないですもんね

赤堀さん

ですね。まぁ無くなる業種ではないとは思うんですけど、建築系は

初谷

そうですね、僕もそう思いますね。特に色んなものが自分で選択できるようになっていく、これはある程度必要な部分ではあると思うんですけど。その先に「もうちょっとこういう風にしたい、ああいう風にしたい」っていう言語化できないもの。まあAIが解決するっていうのも、中々まだ難しいと

赤堀さん

そうですね

初谷

例えば、こんな雰囲気、風合いとか。これを一言で何か表現できるかって言うと…

赤堀さん

ええ

初谷

これはただ空間として、なかなかそれを表現しようがないと思うんですけど

赤堀さん

そうなんですよね

初谷

そういう所を、お客さんに代わって経験値で補ってあげるのが設計士さんかなと

赤堀さん

そうですね、プロとしての、だと思うんですけど

初谷

最後に、趣味とか好きな物とか、そういうの聞きたいなと思っているんですが

赤堀さん

本当に多趣味で、でもすぐ飽きちゃうっていうね(笑)。自転車も買ったりしたんですけど、3回くらい乗って、今裏でサビサビになってたりとか。ギターは長いかも知れない。フルマラソン行ったり、2回ほど岡山マラソン走ったんですけど。急に初めて急に辞めるっていう(笑)

初谷

漫画とかゲームとか

赤堀さん

あれはもう永久に続くと思います。半永久的だと思います

初谷

レギュラーポジション

赤堀さん

レギュラーポジションですね。あれは僕の核となっている物です。あと何が好きかな

多趣味な赤堀さんならではの書斎
お気に入りのチェコスロバキア製Dowina(ドウィナ)のギター

初谷

車とかは?

赤堀さん

車も好きですね。フィアットに10年くらい前から乗ってるんです

初谷

趣味とかが仕事に繋がるような事。例えば、そういう感性みたいなものとか、何か活かせるものとか、何かあったりとか、自身で気づく所は難しいかもしれませんが

赤堀さん

結構広い分、どこぞに引っかかるというか、お客様と話してても。それはあるかなと思いますね

初谷

例えばゲームをするのが好きなお客様がいたら、こういう場所作ってあげたらいいんじゃない、みたいな

赤堀さん

一回通ってるんで、薄くね。薄く広く、広がってるんで

初谷

ギターを掛ける場所があったり、自転車はこういう風に収納したいんだ、みたいな

赤堀さん

薄く知ってるから。でも、そこから先を掘り下げられたらちょっと困るんですけど(笑)

初谷

何でも、こんな風にしたいみたいな相談してもらったら、色々経験を広くお持ちなんで

赤堀さん

確かにそれはあるかも知れないです

初谷

では「スケールクラフトってこんな会社ですよ」みたいなのを

赤堀さん

すごい難しいですね。「これ」っていうのは無いんですけど

初谷

どんなお客さんに来てもらいたいかとか、どんなお客さんにこういう風に喜んでもらいたいと思ってるとか、そんな事でもいいです

赤堀さん

僕がこんな感じなんですけど、本当に楽しく家づくりをしたりとか、楽しく生活したりとか、そういう楽しんでる人に来てもらいたいし、楽しんでる人と僕も話して楽しみたいし、人生楽しみたいんで。こんなご時世ですけど、本当に笑って元気づけたいし。あと、こだわる方も当然おられるんですけど、それを形にできるようにしていきたいし、その人達の人生かかってるので。本当にそういった感じですかね。
「夢を形に。スケールクラフト」どうぞよろしくお願いします

初谷

今日は本当にありがとうございました

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今回の取材を静かに見守ってくれた愛猫の小豆(こまめ)ちゃん

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「もしも家を建てたなら」では、マイホームの夢を叶えた先輩のお家や、住宅会社・工務店のモデルハウスや完成見学会に訪問して、インタビューをしてくれる皆さまを大募集しています。お家探しのヒントが見つかるこの訪問・見学に、ぜひお気軽にご参加ください。 >> 詳しくはこちら



HOUSE DATAハウジングデータ

建築面積 76.18㎡(23.04坪)
1F面積 76.18㎡(23.04坪)
2F面積 36.43㎡(11.02坪)
工法 壁式コンクリート工法
家族構成 ご夫婦+お子さま1人+猫ちゃん
竣工年月 1985年

COMPANY DATAこの家をリノベした工務店・住宅会社

スケールクラフト 株式会社

住所 岡山市北区今4丁目15-21 2F-B号[MAP]
電話 086-239-3003
時間 9:00~18:00
定休 毎週水曜日