【小川建美】家族の時間を大切にしたシンプルナチュラルな自然素材の家 | 後編

2階に行きましょうか

そうなんですよ。よく気付かれましたね！

そうですね。この家にいるとあまりそういうふうに思っていなかったですけど、確かに

本当に壁がないので。ドアも普段は全部開けているので、ワンフロアみたいな感じにはなっていますよね

南北に窓があるのでそれだけでも抜けるし、明るいです

2階のカウンターはこんな感じで使いながら、1階や玄関も見えるし。ここで勉強ができたり、ワークをしたりっていうのがイメージではあるんですけど、今はあんまり使ってくれてなくて。いつここで子供が勉強してくれるかはわからないんですけど（笑）

（笑）でも今は子ども2人はなかなか2階に上がらないんです、怖いみたいで。下で遊んでばかりで

そうですね。ちょうどうちの小川がインテリアコーディネーターをしてくれていて、一緒に考えてくれました。こういうのが欲しいんだっていうことでデザインしてくれて。本当はこれも動かせるようにしようかと言っていたんですけど、動かす場所もないしっていうことで、くっつけちゃおうって作り付けにしたんです

こっちが子供部屋ですね。将来は仕切れるようにということで扉も2つ付けてるんです。全部で6帖になるので分けると狭い部屋なんですけど、狭くて良いって思っていて。単に寝るだけのスペース。勉強とかは吹抜けのカウンターを使えば良いので、ベッドが置けたら良いっていう部屋として作っています

どうせ大きくなったら出ていくじゃないですか（笑）。なので仕切れるようにはしているんですけど、多分仕切ることはないかなと

そうそう。仕切っちゃうとまた細々した部屋がいっぱい残るってなるので。それよりは広い部屋として残してある方がいいので。仕切れるようにはしているけど絶対に仕切らないんだろうなって思いながら（笑）。個室が欲しいってなれば隣の寝室を順番に使っていくようにしてもらったら良いと思っているので。
ここの壁も珪藻土なんですけど、自分たちで塗ってDIYも楽しんでました

かなり頑張りました（笑）

そうです。どこもかしこも明かり取りを付けちゃってます（笑）。あと抜け感も出るので、広く感じたりとかしますよ

基本的に家具とか大きいものは買っていなくて、作ってもなくて。おもちゃの収納も端材とかでただ乗せているだけなんですよ。だからすぐ移動できるし、要らなくなればすぐ捨てれる

そうですね、ウォークインだし、パジャマとか下着とかは洗面の方の収納にしまっていて、すぐそこで出せるようにしています

あります。一応物干しできるようにということで作ってます。
外観は、「他のお家と違う外観が良い！」という要望を建築家さんに伝えて提案してもらいました。カッコイイけど、自然素材の「そとん壁」を使って仕上げて、素朴で落ち着く感じにもしています

ウッドフェンスがあるおかげで、団地内でも周りの視線を気にせず、リビングでくつろげるんですよ