「もし家」編集部が訪れたのは、こだわりを1つでも多く叶える家づくりが「わがまま30代」に大人気の工務店・小川建美の岡山店に併設されたカフェ『TAKIBI』。
OBさんとのつながりを大切にする小川建美の想いと店名に込めた願いを、小川建美スタッフ・藤井さんにお聞きしました!
藤井さん
【今回の住宅会社スタッフさん】
小川建美の藤井です。弊社で家を建ててくださったOBさんといつまでも繋がっていきたいという想いで作ったカフェです。一般の方もご利用可能なので、ぜひ小川建美の家づくりを感じていただきながら、ゆったり過ごしていただきたいと思っています。
一生に一度の家づくり、OBさんとのつながりも一生大切にしたい
もし家編集部
木の香りと質感が心地よい、素敵な建物ですね!
こちらの『TAKIBI』はどのような経緯で作られたのでしょうか?
藤井さん
TAKIBIを作った目的は、OBさんのためにというのがまずあって。特にお引き渡し後のOBさんのために作ったという面がかなり大きいですね。
藤井さん
家はリピート商品ではないので、一生に一度が基本だと思うのですが、小川建美では家づくりの過程で自分のこだわりを形にしていくのをスタッフと一緒に楽しんでもらって、かなりいい人間関係が築けた状態でお引き渡しを迎えるんです。
有難いことにOBさんからも、「家づくりが終わってしまって、おがけんスタッフに会えなくなるのが寂しい」というお声をいただきますし、こちらとしても、関係をずっと続けていきたいと思っていて、築けた良い関係を続けていくための場所としてTAKIBIを作りました
もし家編集部
家を建てて終わり、ではなく、その後も気軽に来ていただける場として作られたということですね!
藤井さん
OBさん向けで小さいイベントは行なっているんですけど、例えば運動会とか木工教室だと参加できるのが小さいお子さんがいるご家庭になってしまうんです。お子さんが中学生とか高校生になると部活が始まって行けなくなるんです、という方もおられるので。なので色んな家族構成や年代の方にも遊びに来てもらいやすいような場所として、TAKIBIを考えましたね。
もし家編集部
確かに運動会なんかだと年齢などで、建てて何年後かは繋がりがあるけど……とかになりますもんね
藤井さん
お引渡し後も繋がりがしっかりしていることで、アフターメンテナンスや、何かあったときに気軽に連絡しやすい関係でいられる。繋がりを大事にしたいという想いでできたお店ですね
6年越しの待ちに待ったオープン
もし家編集部
ここはいつごろ建てられたのでしょうか?
藤井さん
2019年4月に完成してオープンしました。でも実はプロジェクトが発足したのは2013年で、2年後にオープンさせる予定が土地や申請の関係で伸びてしまって6年がかりで作った感じです。
本当に待ちに待った岡山店で、OBさんにも「ほんとにできるん?」って言われてたりして(笑)
もし家編集部
6年越しですか!
藤井さん
でも、結果的にそれぐらい時間がかかって良かったなと思っています。スタッフ一人ひとりも利益のためではなく、OBさんのために!と自分自身に落とし込めてオープンできたので。
かかるべくしてかかったというか、一番いいタイミングで建てられたかなと思います
もし家編集部
建って1年ちょっとくらいですが、外観もすごく味が出てきていますよね
藤井さん
はい、経年変化も実際に見てもらえると思います
看板も広告も出さない、OBさんのためのカフェ
もし家編集部
カフェではどういった方が働かれているのでしょうか?
藤井さん
小川建美でお家を建てて下さった4名のOBさんがカフェスタッフとして働いてくださっています。10年以上前に建てられたOBさんもいれば、今年完成したOBさんもいらっしゃいます。
なので、お家づくりを検討中の方には、「小川建美って実際どうなの?」というお話を、直接OBさんへ聞いてもらえるんですよ。すごいことだな、と改めて思いましたね
もし家編集部
どんな方が利用されているんでしょうか?
藤井さん
お引き渡し後のOBさんが久しぶりに来てくださったり、打ち合わせ中の方が利用されています。カフェなので、ご夫婦やお父さんと中学生くらいの娘さんが一緒に来られたりもしますね。座卓席やキッズルームもあるので、小さいお子さんがいるOBさんも来てくださっています
もし家編集部
一般にふらっと来られるようなお客様というよりは、OBさんが多いですか?
藤井さん
もちろん一般の方が来ていただいても大丈夫です。最近はインスタグラムを見てきてくださることが多くてありがたいですね。「カフェで利益を出して、会社を大きくしよう!」ということは考えていないので、看板を出したり、お店として広告も出していません。やっぱり基本的にはOBさんのため、というのは変わらないですね
薪をくべるようにみんなで育てていく想いを込めたTAKIBI
もし家編集部
オープンから1年以上経ちましたが、さらにどんな場所として広げていきたいですか?
藤井さん
まだ来られていないOBさんにも来てもらえたら、と思っているのはもちろんですが、OBさん主催のワークショップをしてもらえる場所として提供できたらと考えています
もし家編集部
ワークショップ!楽しそうですね!
藤井さん
というのも、TAKIBIの名前の由来がみんなで薪をくべてこの暖かい炎をつづけていこうという、みんなで育てていくイメージから付けました。
キャンプファイヤーや花火のような派手でインパクトのある感じではなく、OBさん、スタッフ、協力会社さん含め小川建美に関わってくれているみんなで薪をくべて育てていけるような空間にしたい、という想いも込めています。
OBさんの「ここでなにかやりたいな」を実現できたら、と思っていて、もう少しコロナの状況が落ち着いたら考えていきたいと思っています
「まるで自分の家にいるみたい」
もし家編集部
TAKIBIの建物としてのこだわりのポイントは?
藤井さん
基本的には、OBさんに落ち着いてリラックスしてもらえる場所にしたかったので、テイストはシンプルであたたかい木の雰囲気を大事にしてコーディネートしました。OBさんのお家で使っている素材もたくさんあるので、シンプルで木の温もりも感じられて、自分の家みたいにくつろげると言ってくださっていますね
藤井さん
隣の打合せ室は、打ち合わせ中のOBさんに参考にしてもらえるように、壁の塗り方や使っている床材を変えて、この素材を使ったらこんな雰囲気になるんだと見てもらえるので、ショールームのように使っています
もし家編集部
置いている家具や手すりとかも参考にしてもらえそうですね
藤井さん
家具もコーディネーターが家具屋さんに行って…
かなりこだわって選び抜いていました!
もし家編集部
素敵なお庭の木々やお花の手入れはどのようにされているのでしょうか?
藤井さん
庭師さんの提案でつくっていったもので、秋口はとくに気持ちいい空間になっていると思います。よく芝刈りはしてますね、小川建美のみんなで(笑)
それ以外の特別な手入れはなく、ウッドデッキも塗りなおしたりせずに色味の変化も自然素材の魅力のひとつなので、難しいことはしていないですね
もし家編集部
季節によって窓から見える景色も変わりそうなので、楽しみですね!
藤井さん
そうですね。桜並木がとてもきれいで、お花見もできるのでぜひ来てみてください
『家づくり』で繋がる想い
もし家編集部
OB様からの反応などはいかがですか?
藤井さん
小川建美スタッフ全員がここにいたら一番いいのですが、岡山店と倉敷本社にそれぞれ分かれているんですが、担当のスタッフがいなくても「小川建美のお店だから」と言って来てくださる方もいます。
一日店長制度があって、今はコロナの影響で積極的に遊びに来てください、とは言えないんですが、「この日はいるので!」と自分が担当したOBさんに声を掛けて、お話しましょうと誘ってお会いできたり…
藤井さん
こういうことって、なかなかないと思うんです!たかだか家を建てただけの会社なのに、OBさんたちの心の片隅に小川建美を置いてくれて、想ってくれている。こういう繋がりができて、すごいと思いますね
もし家編集部
色々相談してみようとか、家のことだけじゃなくてこれからの人生のことなども話してみたくなりますもんね。
今日は色々とお話を聞かせていただき、ありがとうございました!
フレンチトーストも絶品でした!
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