【もし家コラム】勾配天井っていいの? よくないの?

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勾配天井とは、その名のとおり斜めになっている屋根の形状(傾斜)を活かした勾配のある天井のことです。屋上やルーフバルコニーのある陸屋根(りくやね・ろくやね)とは違った開放感を得られることから人気がある天井です。また、住宅密集地などで周囲の建物などへの通風・採光を確保するための斜線規制への対策として、勾配天井を採用する場合もあります。ここでは、勾配天井にする場合に気を付けておきたいポイントを紹介します!

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勾配天井を採用する際に気をつけることとは?

壁面が増えることで工期や金額に影響が

高さがあるということは=壁面が増えるということでもあり、すなわち壁の面積が大きくなります。新築時において壁面はクロス貼りをしたり塗装をしたりといった作業が必要ですので、それにかかる工数が増えて工期が長くなったり、必要な人件費の分だけ金額もかかることになります。

照明の交換やメンテナンスに手間がかかる

勾配天井は高さがあるため、設置する照明などの位置も高い位置になり、交換などメンテナンスの際は手間がかかります。踏み台や脚立で届く位置ならまだしも、5m近く上になると業者や施工会社の手を借りる場合があります。

容積も増えるため、室内の空気を循環させる必要が

勾配天井にすることで部屋自体の容積も増えます。容積が増えると建物自体の断熱性や気密性にも配慮が必要となります。暖かい空気は上に集まり、冷えた空気は下に集まりますので、冷暖房を使用する際にはシーリングファンを天井に設置するなど、室内の空気を循環させる必要がでてきます。

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勾配天井には独自の照明計画が必要

一般的なシーリングライトは不向き

いわゆる水平な天井面に設置されるシーリングライトは、天井が斜めになっている勾配天井には不向きです。傾斜がある分、部屋を真上から明るくすることはできないため、部屋全体の明るさを均一にすることができないためです。

オススメはコード状のペンダントライト

吊り下げタイプのペンダントライトは勾配天井に向いている照明といえます。ただしデザイン豊富ですが棒状の器具がついているタイプは危険ですので避け、コードを垂直に垂らすタイプを選びましょう

ダウンライトは角度調節できるタイプを

ダウンライトを設置する場合は、床に向けて光が届くよう、角度調節が可能なタイプを選びましょう。あえて床に向けず壁面に向け、間接照明として使用することで雰囲気のある空間を演出することもできます。

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開放感に溢れたプライバシー性の高い空間を

高さがあり空間が縦に広がるため、開放感に溢れる寛ぎの空間を実現できるというのが勾配天井の大きなメリットといえます。窓の位置を通常の住宅より高い位置に設置できるため、近隣からの視線を遮ったプライバシー性の高い住空間を確保することもできます。
予算やメンテナンス、気密・断熱性や照明計画をよく考え、後で後悔しない快適な勾配天井を実現しましょう

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