代表取締役の麦田さんから1階から2階までたっぷりと紹介いただいた前編の後は、社長さんインタビューです。
「家がよければ幸せとは思いませんし、他にもいろいろ幸せになることってたくさんある」という考えのもと、無理のない資金計画をしっかり立ててからの家づくりを提案する同社の想いに迫ります。さらには今後の住宅業界についての考えも聞く事ができた貴重なインタビューを、動画と記事でお楽しみください!
麦田さん
【今回の社長さん】
はじめまして。まんてん.代表取締役の麦田と申します。
私たちは「人生を楽しむ家づくり」というコンセプトのもと、無理のない資金計画での家づくりを提案しています。
今回はこの倉敷市船穂町にて完成したお施主様邸を案内させていただきます。
初谷
【インタビュアー】
初谷です。今回はお施主様邸を案内していただくという事で、実際に住まわれる方の想いが込められたリアルなお家の見所を、「もし家」を楽しんでくださっている皆さんにお届けしたいと思います。
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無理のない予算の範囲内で提案を
初谷
今日は完成見学会をする予定だったお家にお邪魔させていただいてありがとうございました。御社のご説明もいろいろ伺いながら見させていただいて、やはり御社としては、高気密・高断熱など高性能な家っていうのを重視していらっしゃるなと思いました。
社長も高性能な住宅にお住まいですか?
麦田さん
はい、高性能住宅に住んでいます。実際住んでみないと分からない、いろんなメリットも分かりますし。今日は結構暑いですが、この家は結構涼しく感じませんか?
初谷
とても涼しいです。特に2階が、全然暑くなかった。普通だと2階って結構むーんとしますが、そういうのは全くなかったです。やっぱりこれは断熱遮熱のおかげですか?
麦田さん
はい。断熱と気密、遮熱のほかに、換気システムも少し性能のいいものを使っています
初谷
高性能以外にも御社として重視していらっしゃることがおありになるんですよね
麦田さん
高気密、高断熱っていうのは私たちからすると当たり前。その他、高耐震もですね。それよりも大事なのが、結局いくら格好いいお家で間取りが良くても、支払いが厳しかったらやっぱり意味がないと私は思うんです。
ですから最初の段階で、きちんと無理のない予算っていうのを私達が割り出して、これ以上使うと、のちのちの生活いろいろ負担がありますよというお話もしながら、無理のない中でどういったものができるかということを基本的には考えてご提案をさせていただいています
初谷
「せっかくだし、アレもコレも…」ってなりがちですよね
麦田さん
そうなんですよね。皆さん割と家を建てるときに気分が高揚して、これぐらいだったら何とかなるかっていう気持ちもあると思います。でも、お家が満足度が高くても、結局は毎月の支払いが厳しくて、家族旅行にも行けない、ご主人の小遣い減らされた、奥さま洋服も買えないってなると、私は意味がないと思いますから。
家がよければ幸せとは思いませんし、他にもいろいろ幸せになることってたくさんあると思いますので、そういったことも考えながらご提案しています
初谷
よくいろんな住宅会社が、安くするっていうことだけじゃなくて、ライフプランニングからやりますとか言っていることもあると思うんですが、御社のやり方や進め方っていうのは何か違いがありますか?
麦田さん
まず今の家計簿を全部つけていただいて、お子さんが将来的に中学高校と私立公立、大学も行くのか行かないのか、公立私立、文系理系、下宿通いなのかでも、教育資金は全く変わってくると思うので、そういったことも全部ヒアリングをさせていただいて、そこで無理がないかっていうのもきちっと検証させていただきます
初谷
かなり手厚く、家計のところまで入り込んでご提案をされていますね
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幸せな家族の将来を提供するために
初谷
御社は創業して13年だとお伺いしているのですが、最初からそういったやり方でいらっしゃるんですか?
麦田さん
もともと私、創業前は地元の工務店で大工をしていまして、この業界に30年ぐらい前に足を踏み入れました。それからいろんな会社さんの新築工事やリフォームの経験をする中で、傷んでる箇所っていうのが割と似てることに気づきまして、そういったところもきちんと力を入れてやっていかないといけないな、というのを感じました。
あとは全国に工務店の仲間もいますから、密に情報交換をしながら、これからの住宅はどうなっていくか、どういう住宅がお客さまにとっていいのかっていう視点も徐々に入れていきたいと思っていますが、今もまだ発展はしている途中です
初谷
今のスタイルになったのは、何かきっかけがあったんですか
麦田さん
私がお金の部分でちゃんとしないといけないなと思った一つの出来事がありました。家を手放した方とお話しする機会があったんですね。お話をすると、お子さんが幼稚園のときに、小学校に入るまでにお家を建てようということで、いろんな会社さん回られて、ちょっとしんどいかなと思いながらもお家を建てたそうなんです。お子さんが小学校に行っている間もすごく生活が厳しかった。
それでも支払い続けていたんですが、お子さまが小学校6年生のときに来年から中学でお金もかかるし、とてもじゃないけど支払いなんかできない、ということで、手放されたそうです
初谷
考えに考えて最終的に手放されたということですよね。まだ数年しかたっていないのに
麦田さん
そうなんですよね。建てるときには地震に強いということなども検討したうえで決められたんですけど、結局手放して。その方どこに行かれたかって言うと、築50、60年の平屋のボロボロの借家に。それまで、お子さんにも周りの友だちが持ってるおもちゃも買ってやれてない、家族旅行にも行ってない、挙句の果てには、お子さんが小学校6年生のときに、新築からボロボロのとこに引っ越した。小学校6年生の男の子、非常につらい思いをしたと思うんですよ。
ですからちゃんと親御さんが最初の段階で資金計画、無理のない金額っていうのをちゃんと割り出してやってれば、回避できたはずなんですよね
初谷
そうですね。家を建てるという目標は達成できたかもしれないけれど、結局その後の生活がギリギリだった。家を建てなきゃよかったんじゃないかということにもなりますよね
麦田さん
はい。ほとんどの方がお家を建てるにあたって、すごく気持ちが高揚してて、何とかなるかって変な自信があるんです。私もそういう話を聞いた以上、きちんと私たちもお話しをさせていただいて、私たち建築会社ですから家を建てるっていうのは当たり前ですけど、それ以上にその家族の将来を崩壊させないっていうことも大事な仕事かなと思って、一番にその話はさせていただいてます
初谷
建築以前のお話も大事っていうことですね。いろんな住宅会社さんが、表向きはそういったことをうたいながらも、だまされると言ったら大げさかもしれませんけど、高く買わされるんじゃないかとか、オプションオプションで結局すごく高くなるっていう話しを聞いたとか、そういうのを聞いたりもします。
でも、お金の面をきちんと話してくださって、歯止めをかけてくれる住宅会社さんと出会えるのは、すごくありがたいですよね
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