今回もし家編集部が訪問したのは、昭和39年の創業から一貫して木造住宅の設計・施工を手掛けている森本工務店による、高梁市に建てられた和風のお家です。様々な種類の木材をたっぷり使ったお家を施主のKさん夫婦に案内してもらい、インタビューでは“印象的な最初の出会い”と語る森本工務店に決めたきっかけや、お家づくりでこだわったポイントを聞かせてもらいました。たっぷりとお楽しみください!
Kさん夫婦
【今回のOBさん】
シアタールームになるリビングやゆったりと使えるキッチン、森本工務店さんに手がけていただいた造作の建具や様々な所に使い分けた木材など、自慢の我が家をご紹介いたします。
造作の収納を備えた広々とした玄関
初谷
入るとすぐに木のいい香りがしますね。玄関の広さは要望されたんですか?
Kさん
特にはしてないんですけど、家の顔になるので森本工務店さんが考えて広くしてくれました
初谷
大きい玄関収納も作っていただいたものですか?
Kさん
そうですね。造作になります。
玄関ホールから室内への扉も妻がこだわりまして。倉敷の美観地区が夫婦ともに好きなので、そういう所に似合うような扉がやっぱり欲しいなと思って、こちらも造作していただきました
初谷
こんなこともできるんですね。 図面でご提案されて決めていくんですか?
Kさん
そうです。幾何学的というか不規則なんですが、正方形の模様の物など何個か提案いただいて、この柄が面白いなと思って決めました
初谷
中もちょっと見えるけど、完全に見えない。ちょうど良さそうですね
Kさん夫婦が語ってくれた「この間取りを決めた時のこだわり」や「森本工務店に決めたきっかけ」を読みたい方は >> こちらから!
シアタールームにもなるリビング
Kさん
リビングで一番こだわったのは壁面収納です。こちらも森本工務店さんの方で造作をしていただきました
初谷
どこにどんなものを収納したいか、事前にお伝えしたんですか?
Kさん
そこまでは決めて無かったんですが、ホームシアターを付けたいと思ったので、スピーカーの位置やアンプなどのサイズに合わせたものを作っていただいて。後の収納はフリースペースということで、できてから考えました
初谷
スクリーンが上から降りてきて観れるんですね。とても大きいんですが、業務用でしょうか?
Kさん
はい。あんまり一般家庭にはないかもしれないですね。シアタールームは2人で「家を建てるんだったら絶対やりたい」と思ってたんです
Kさん(奥さん)
昨日も観ました(笑)
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子どもが通っても邪魔にならない奥行のあるキッチン
Kさん(奥さん)
キッチンの食器棚は普通より少し小さめに作っていただきました。敢えて短くしてもらった分、丁度同じ幅くらいに冷蔵庫が置けるので、すごい良かったです。あとは広さですね
初谷
システムキッチンと冷蔵庫や棚までの?
Kさん(奥さん)
そうです。食器棚との間が本当に広くて。大きい物運ぶときも普通にすんなり運べますし、友達と2人で台所に立った時に後ろで子どもが通っても全然狭くないんです
初谷
結構、勝手口の幅くらいしかないケースって多いですが、それ以上にありますもんね
Kさん(奥さん)
かなり広いので圧迫感がなくて、すごくゆったりと料理ができますね
初谷
冷蔵庫の位置が奥ではなく手前っていうのは、ご要望としてはどんな事をお伝えしたんでしょう?
Kさん(奥さん)
特にはしてはいないんですけど、食器棚を奥(勝手口側)に寄せてもらって、そこまで広くなくていいとお伝えしたので、必然的に手前のスペースが空いたんですよ
初谷
冷蔵庫もキッチンの手前側にあると、リビングからも取りに行きやすかったりしますね?
Kさん(奥さん)
はい。取りに行きやすいですし、冷蔵庫の扉は片方開きなんですけど、通ってもぶつからないので通行の邪魔にならないんです
初谷
裏庭もあるので、勝手口から子どもさんがよく通ってそうですね?
Kさん(奥さん)
すごい使います、玄関よりも(笑)。私からも声を掛けやすいですし
初谷
勝手口から外の子どもさんに存在感も感じられるし、安心ですよね
Kさん(奥さん)
そうなんです。声が聞きたいときは網戸にして聞こえるようにしたり
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↓次ページはキッチン後編と隣接する家事室、そしてから木材の話題へ↓
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