建物の価値も想いも大切に引き継ぎたい
正田さん
古民家と言うと、使いにくい、寒い、暗い、耐震の不安等があると思うのですが、そこを僕たちの技術を使って、今の現代に溶け込むようなプランニングや断熱の方法を適切にアドバイスしながらやっていければ、十分暖かくて、明るくて気持ちのいい家ができます。建て替えようと考えている方で言うと、建て替えする費用を、古民家再生にかけることで、本物の材料で造られているお家は、今では建てられなくなっていますので
もし家編集部
本当にそうですね。職人さんの技や昔の人の知恵が詰まった家を令和の時代に今から建てることはできませんからね
正田さん
そうです。再生された時には、良かったな、価値があるなという風に感じていただけると思います。あとは技術面を加味して使い勝手などを活用できたらいいなと思います
もし家編集部
古民家再生する技術がある会社にきちんと相談した上で、再生か建て替えかしっかり検討しないと、すごくもったいないことになってしまうってことですね
正田さん
直した方が良いケースも、雨漏りがひどくて壊した方がいいケースもあるかもしれませんが、どんなケースでも建物に想いがあるのであれば、梁や構造躯体は使えるものがあるので、「家の想いを引き継ぐ」という意味で、新築する時に使ってあげることもできますね
もし家編集部
壊して捨ててしまうのではなくて、材料としてそのまま使う。改築で思いを果たせなかったけれども、生かすことができる。それは非常に良いですね!
正田さん
やっぱり、寂しいじゃないですか。ご両親や先代、その前から引き継いできた建物を自分の代で壊すのは辛いなって思うことは多々あると思うんですよ。
それを1本でも、建物への大切な想いで使ってあげるのは、ご先祖様も非常に喜ばれるというか、引き継いでいくものとしてもうれしいことだと思いますね
もし家編集部
すごく工務店さんらしい心のこもったご提案な気がしました。
工場で作るタイプの家だと、できるのかもしれませんがあまりイメージがなくて、工務店さんだからこそやってくれるようなイメージに感じました。
勝手なイメージかもしれませんけど(笑)
正田さん
おそらく、経済性だけで家づくりをする時代は終わったと思うんですよ。
これからは「心」の時代で、少し手間はかかるけど、一歩踏み込んでお客様に提案して、職人の技術を注ぎ込む。それで、お客様が喜んでくれる。本当にやりがいがある仕事だと思います
もし家編集部
これまで、なんば建築工房さんが手掛けられている古民家に何度か伺ってきましたが、毎回どのお家にもストーリーがあってお話しを聞かせていただいていることが、家だけに向き合っているのではなく、お施主さんと過去の先祖の方々も一緒に作っていっている感じというのが古民家の場合は特にするので、非常に興味深くて面白いなと思っています
正田さん
今は家づくりで忘れられた、何かがあるな…って思うことはありますね
もし家編集部
本日は素晴らしいお話をありがとうございました
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COMPANY DATAこの家を建てた工務店・住宅会社
株式会社 なんば建築工房
住所 | 倉敷市児島上の町1丁目11-44[MAP] |
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電話 | 0120-780-492 |
時間 | 8:00~17:00 |
定休 | 毎週日曜・祝日・GW・夏季・年末年始休暇 |
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