【なんば建築工房】和のもつ奥深さ、木のやさしさを15年の経年変化で体感する「家族が集う家」 | 後編

ある程度メーカーさんっていうのは、一定の品質以上のもの、それ以上のものを提供するのが約束みたいな感じです。ですので、きちっとしてるってのが良いところでもあり、その分自由度は低いですね

だから要望に対して、これはできるけどこれはできないとか、できるけど費用がすごいかかるとか。別にオーダーメイドを求めてないんだったら全然オッケーだし

メーカーさんのほうが分かりやすいですしね。カタログとか商品になってるんで、値段も大体いくらぐらいか分かります

ただ、限られた予算の中でどんな家を作るかっていう面では、どっちかって言うと工務店のほうが得意かもしれないですね

メーカーさんは商品にして営業マン抱えてやっているんで、やっぱり費用っていうのもコストっていうのも結構かかるんです。工務店とかだと、営業マンいっぱい抱えてやってるところも少ないんで、実質の家のほうに費用をかけれるっていう感覚ですかね

だから同じ価格帯でって考えたら、木をいっぱい使うとか、ちょっと凝った空間にしたいって方だったら、うちみたいな会社とかね。あと工務店の中でも和が得意とか、洋風が得意とか、設計士がいるとか、いろんな売りがあるのでそこは好みですね

そうですね。一般的にはそういうことになりますね

一般的に坪70万～100万ぐらいが大体ハウスメーカーさんの価格帯。ローコスト住宅っていって価格を抑えて、ある程度規格化してやってるところで、大体坪40万～50万ぐらいが平均。工務店っていうのが大体その間で60万前後ぐらいっていうところが多いんですよ

大体60万とか70万とかが多いですね

そうですね。僕たちの会社の家で言ったら、木をいっぱい使うんで正直言うとハウスメーカーさんぐらいの価格帯なんですけども、同じ価格帯でもただのクロス張りで部屋がありますっていうよりかは、こういう空間を作ったりとか木を使うとか手仕事っていうのが得意なんで

逆に60万ぐらいでモダンなお家をつくるのが得意とか、設計士さんがいますとか、いろんな切り口があるんで、それは住まれる方の好みとか考え方ですね

最近は値段だけで決める人もいるんですけど、それはどうかな、っていう気がするんですよ。予算の関係で仕方がないのかもしれないですけど

あとは価値観がね。お金で決めるとね。お金、お金ってなってしまうんでね。いかに価値観の合う工務店さんを選ぶかっていうのは結構大事かな。家づくりの考え方とか、そこが合ってればコミュニケーションも取れていい家になると思うんですよ。必然的にね

この人だったらこう言うよね、ぐらいな感覚でね。価値観が合えばスムーズなんですよ

いえいえ、参考になれば幸いです！