東西南北に窓がある明るくて広いLDK
大森さん
次は2階をご案内します。設計意図としては螺旋階段から上がると窓から外が見渡せる、この「抜け感」がすごく良かった
初谷
緑も見えて、すごく気持ちいいですね
大森さん
気持ちいいですね。この家は2階がLDKになっています。1つの大きな空間なので、2階部分は一間になりますね
初谷
2階全部が一間だとすごく広く感じますし、すごく明るいですよね。洗練された空間で気持ちいいです
大森さん
ありがとうございます。東西南北全ての方向に窓があるから、外にいるみたいな感覚かもしれません
初谷
床や木の柱は、木の風合いなどを意識して作られているんですか
大森さん
そうですね。例えばフローリングはアカシヤの木なんですが、従来の木よりも、厚みがあるんです。柱はヒノキなんですが、色をつけているんです
初谷
あ、そうなんですか
大森さん
はい。テレビ台も塗装をしていますね。じゃないと、そこ1本だけ浮いちゃう、っていう形になるので
初谷
なるほど、机もちょっと濃いめの色の質感に合っている感じがすごく馴染んでいますよね
大森さん
この机も弊社が作りました。板を買って、脚は1mm単位でオーダーできるので、ビスで止めて終わりです
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パントリーを備えたキッチン
初谷
キッチン奥のスペースは何でしょうか?
大森さん
パントリーです、結構大きめですね。ここに冷蔵庫も置けます。よくお客様から「生活感が出るから冷蔵庫を隠したい」ってご要望を頂戴するんですが、この家だったら扉がなくても冷蔵庫を隠せます。扉があると、扉を開けてからまた冷蔵庫を開けて、という手間になりますよね
初谷
「扉開けて、また扉開けて」になってしまうし…。あと、キッチンからパントリーが並んでるのが使いやすそうですね
大森さん
横の動きが家事動線的にはすごく楽なので。最近よくキッチンの横にダイニングテーブルがあったりもしますしね。「T字型」ではなく「ポポラート型」とか
初谷
パントリーは外側からも入れるようになっているんでしょうか? 外から見ると「もうひとつの部屋」みたいな感じですね
大森さん
そうですね。ここはあえてこもった感じに、開いたままではなく閉じたかったので下がり壁を設けました。壁は木毛板(もくもばん)という素材なんですが、塗装をした理由はキッチン壁のグレー色に寄せたからなんです
初谷
なるほど。トイレも生活空間とは離れた箇所にあって、いいですね。
詳しく説明いただいてありとうございました
【もし家編集部より】前編はいかがでしたでしょうか?続く後編では、大森さん自ら語る「自身の家づくりを失敗した要因」や「自社の創業の想い、そして保有するロジック」「住宅業界の実情」など、貴重なインタビューをお届けします。 >> こちらからご覧ください!
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HOUSE DATAハウジングデータ
延床面積 | 95.18㎡(28.79坪) |
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1F面積 | 46.53㎡(14.07坪) |
2F面積 | 48.65㎡(14.71坪) |
工法 | 在来軸組工法 |
竣工年月 | 2018.3月 |
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