岡山に適した高気密・高断熱住宅の性能を見える化！│ショーハウスで実験(後編)

はい、実はこれ、住宅の「気密測定器」って言います

あります。住宅の気密っていうのは、本来は第三者機関で測定してもらって、データを受け取って公表しているんですけど、我々はそれ以前にプレでやりたいっていうことで、わざわざ購入して使っています

多分、ほとんど持っていないと思います（笑）

上に乗っているものが送風機といって風を送るものです。下にあるのが隙間を算定する機械です。この送風機を窓につけて動かすと空気が入って外に出ていくんです。いわゆる、家の中を負圧にしていっているんです。負圧にしていくと、家の隙間から空気が入ってくるわけです。それをこの機械で測定しデータ化しています

そうです。床面積あたりの気密の大きさが出てくるわけです。それを実際の大きさに換算したりして、我々は玄関のところに貼ったりしてね。「この建物は5センチ角の隙間がありますよ」というものを作って、わかりやすくしています

これは本当に実測値です。気密の理論値っていうのは多分無くて、実測する以外はどうしようもないです。気密を高めるっていうことは「大工さんがどれだけ見えない部分を丁寧に作業しているか」という証明になりますから、だから気密測定は重要なんです。
気密がある家っていうのは外気の影響を受けませんから、空調に関しても環境に関しても健康に関しても、快適・最適に過ごすことができます。住宅の気密っていうのは、意外とみなさんが考えているよりも、非常に大事です

こちらこそありがとうございました