高い技術力のある工務店だから実現した和の家|施主邸インタビュー(後編)

家づくりの進め方と楽しみ方

もし家編集部

なるほど。今、家を作るタイミングのところが話に出ましたけれど、家づくりを進めていく中で、例えば最初、この土地に対してどんなプランを置くかみたいなこととか、結構プランを何回も出されたっていう風に聞いたんですが、実際はどんな風に決まっていきましたか?

Yさん

なんば建築工房さんで建てるっていうことはかなり早い段階で決めちゃって、そこからはもう一切浮気をせずに他社の見学会に行ってなくて。ただ、なんばさんで建てるって決まってからはプランを3通り、4通りぐらいかな、出してもらって、そのうちの2個のプランがどっちも気に入って。ひとつが今のこの中庭があるタイプのプランなんですけど、もう一つは北玄関にしてっていうプランがあったんです

もし家編集部

今、玄関は南側ですね

Yさん

今は玄関が南についてるけど、普通世の中の常識的には北玄関ってあんまりしないんでしょう?
だけどその常識関係なしで、北玄関のプランを見た時にとてもいい感じだなと思って。どっちも見たかった。今でも見たい(笑)

もし家編集部

そんな感じでいろんなプランを出していただいて、ああだこうだ、色々議論をしながら進めていったという感じなんですね。非常に楽しい家づくりだったんじゃないかなと思いますね

Yさん

楽しいけど、ストレスもやっぱりありましたけどね。決めなきゃいけないことがたくさんあるから。だけど、振り返るともう一回やりたいっていうか。なんかもったいない、もっと楽しめたよねって思う。もっと勉強しておけば、もっともっと楽しめたのにって思いましたね

もし家編集部

決める時にもっと選択肢が持てたかもしれないと?

Yさん

途中で話をしててやっぱりこれは私も勉強しなきゃいけないんだと思って、一生懸命家のことを勉強したけど、もっと勉強しておけばもっと楽しかったなと

「木の家で火を使って住む」ということ

もし家編集部

それは正田さんもうれしく思われるんじゃないかなと思いますね。
実際に今住まれているこのご自宅の中で、こだわられたところっていうのがどんなところがありますか?
今ちょっと見ているだけでもすごいこだわりがたくさんあるように感じますが、具体的に言うとどの辺りでしょう

Yさん

一番最初に思ったのは、木の家で火を使って住むっていう、ハートの方が豊かな生活をしたいなって思ったのと、家ってじゃあ何するところって言った時に、やっぱり食事をするところだと思うんですよね。ご飯を食べる場所が一箇所じゃなくて、ここでも食事できる、あっちでもできる。食事できる場所が何箇所かある家だと、家でご飯が食べたくなるかなと思ったんです。だからダイニングでも、囲炉裏の部屋でも、中庭でもご飯が食べられる。最初はそういう家のイメージが頭の中にはありましたね

もし家編集部

かなり僕の中では斬新な切り口というか、あまり僕も伺ったことがなかった要望なんですけど、いろんなところでご飯が食べられるというのは確かに

Yさん

そう。でもみんなそうだと思うんですよね。例えば、家でバーベキューしたいっていう人がいたり、ベランダで食事したいっていう人も、やっぱり一箇所じゃなくて何箇所かで食事をしたいと思ってるんですよね、きっと。そのような気がしています

もし家編集部

ちょっと気分転換で、バルコニーでお茶をしながら、みたいなこととかもよく伺います。それを明確に言語化されてるっていうのは、非常にいいイメージになったんじゃないかなという気がしますね