そもそもスキップフロアって??
スキップフロアとは、1階と2階の間の「1.5階(中2階)」や、2階と3階の間の「2.5階(中3階)」といった、数段の階段で繋がる半階スペースのことです。廊下や壁を使わず空間を区切れるため、狭小地であっても床面積を広く確保できる人気のプランです。
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最初にデメリットを理解しておきましょう
「狭小地だから」「人気があるから」だけでスキップフロアを取り入れるのは得策とはいえません。まず最初にスキップフロアのデメリットをしっかり把握しておきましょう。
建築コストが高く、耐震性の確保も必須
同じ面積の住宅と比べても、スキップフロアを採用することで材料や設計の手間が増えることにより、結果的に建築コストが高くついてしまいます。また、廊下の壁は空間を隔てるだけでなく耐震性の確保も兼ねているため、廊下がないスキップフロアはより耐震性の確保が必要となり、その点でも建築コストが高くなってしまいます。
縦も横も繋がっているため、冷暖房効率が悪い
空間が一つに繋がっていることは、すなわち冷暖房の効率が悪いともいえます。横だけでなく縦も繋がっているので、空間の上下で温度差も出てしまいがちです(上が暖かく下が冷たい)。そのため建築時には断熱性能や空調設備に注意が必要ですね。
廊下や壁がなく、プライバシー確保が難しい
どうしても通常の間取りの住宅よりもスキップフロアの家はプライバシーの確保が難しいといわれています。家具などで間仕切りをしてはスキップフロアの意味がなくなってしまうので、カーテンやブラインドといったもので空間を上手に仕切ってプライバシーを確保する方も多いようです。
設計会社・建築会社のチョイスが必要
スキップフロアはその特性上、採光・通風やプライバシー空間の上手な確保など、設計・建築の難易度が高い住宅といえます。なのでスキップフロアの経験や実績の多い会社を選ぶことも重要となります。また、通常の間取りとは異なるため間取り図を見ただけでは実際のイメージが付きにくいというデメリットもあります。
固定資産税が上がってしまう
住宅を購入した後は、毎年「固定資産税」を納める義務があります。この税金は「住宅の床面積=家の資産価値」という捉え方ですので、床面積が広くなるスキップフロアは固定資産税もその分だけ高くついてしまいます。
※地域により異なります。
スキップフロアにはこんなメリットが
デメリットもあるスキップフロアですが、下記のように数多くのメリットもあります。両方を踏まえたうえで家族で話し合い、そしてできるだけ専門の会社や業者に相談しながら、スキップフロアを検討していくことが大事といえますね。
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床面積が増えることによるメリット
平坦な空間にいくつもの段差を設けることで床面積が増え、以下のようなメリットが生まれます
✅ 廊下が不要となり、代わりに住空間や収納の面積を増やせる
✅ 空間を区切って部屋分けができるので、部屋の数を増やせる
✅ 段差を有効活用することで収納スペースを増やせる
空間の高低差が生まれることでのメリット
スキップフロアの空間は以下の理由により「広く見える・広く感じられる」というメリットがあります。
✅ 段差によって空間を縦に広げることができるため
✅ 空間の気積量(床面積×高さ)が増えるため
壁や廊下がないことによるメリット
段差により空間を区切ることで、陽当たりや風通しを遮る「壁や廊下」のない開放的で通風・採光にすぐれた空間を実現できます。ただし、スキップフロアの経験のある建築士などにしっかりと設計してもらう必要があります。
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空間が繋がっていることによるメリット
壁や廊下といった家族の存在や気配を遮る要素がないことで、家族のコミュニケーションが自然と増えるというメリットがあります。特にお子様が小さい時期は常に目が届くので安心できますね。
土地形状を有効活用できるメリット
坂道や山、ひな壇状といった「傾斜地」で住宅を建てる場合でも、擁壁を作ったり盛土により土地を平坦化することなく、土地形状を活かして段差を設けることで、スキップフロアの特性を発揮することができます。
さらに、こんな風に家づくりを楽しむことも!
スキップフロアを取り入れることで、アイデアと遊び心で様々な活用法があります。
✅ 窓がなく天井高の低い空間をシアタールームに
✅ ご主人の趣味のスペースや書斎に
✅ 段差を活かして滑り台や子どもの秘密基地に
✅ 大容量の収納スペースやガレージハウスに
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家族みんなのライフスタイルに合ったチョイスを
スキップフロアは、狭小地でも空間を広く活用することができ、アイデアや遊び心を活かした個性的な空間づくりができる魅力的なプランです。そのメリット・デメリットを十分に理解したうえで、しっかりした会社に依頼をして素敵なスキップフロアを実現してくださいね。
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