真面目にひたむきに古民家を未来へ繋ぐ。古民家再生住宅|施主邸ルームツアー(後編)&社長インタビュー

施主さんは「古民家を残し・守っていく」同志

もし家編集部

改修工事後、お施主様とのお付き合いの工夫というか、どう関わっていかれてるんでしょう?

正田さん

お施主さんとは1年間打ち合わせをして工事中も約1年お付き合いすると、やっぱり2年とか密にお付き合いするんでだいたい何かあればすぐに連絡がある。僕たちも顔を少し出したりした時に点検させていただくんですけど、古民家になると建具、扉関係というのはどうしても季節によって木が動くんで少し固くなったり当たったりとか出てくるんで、そういう時はお電話いただいて修理に行ったり、設備とかはメーカーさんの保証もありますので

もし家編集部

アフターのメンテナンスもきちんとされているということですね

正田さん

古民家を残すという気持ちでいれば、必然と建物の根本的なところを直していくというのが私たちの考え方なので。例えやらなくていいとお施主さんに言われたとしてもそれが家にとって良くないこともあるんですよ。
そういうところは正直にお話して、誤魔化さずに「ここをやろうと思うとこういう問題があるんですよ」と

正田さん

あと工事中にわかること、開けてみないとわからないところも確かにあるんですよ。その場合経済性だけを考えると、開けて悪かったら蓋をすればいいんですけど、ここの部分を直した方がいいんじゃないんですかと。
若干費用がかかるんですが、その場面場面でお施主さんと相談しながら家を作り上げていく、古民家を守っていくという気持ちで家づくりをしていくというのが大切かなと思います。お施主さんもそういう思い入れ・気持ちがあれば、またお家を次の100年に繋げていこうという思いで大切に使っていただけるんで

もし家編集部

やりがいがありますね、古民家再生

正田さん

むちゃくちゃありますね。
楽しいですよ

もし家編集部

岡山で古民家再生というと「なんば建築工房!」というイメージなんですが

正田さん

自分たちは一生懸命やってるだけなんで正直わからないんですが、思いだけはどこにも負けないかなという風には思ってますね。古民家再生とかリフォームをしようと思うと色んなやり方があると思うんですけど、できる限り僕らは真面目にやりたいなと。構造躯体とか根本的なところは直したりさせてもらいたいなと思いますね。じゃないと100年後、お付き合いできないですから

もし家編集部

その後悔をさせないためにも、その時に正直にお伝えするということも大事にされているんですね。
本日は貴重なお話をありがとうございました!

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HOUSE DATAハウジングデータ

延床面積 122.46㎡(37.04坪)
1F面積(吊屋含む) 94.98㎡(28.73坪)
2F面積 27.48㎡(8.31坪)
工法 伝統工法(木造軸組2階建て)
家族構成 夫婦
竣工 令和3年3月

COMPANY DATAこの家を建てた工務店・住宅会社

株式会社 なんば建築工房

住所 倉敷市児島上の町1丁目11-44[MAP]
電話 0120-780-492
時間 8:00~17:00
定休 毎週日曜・祝日・GW・夏季・年末年始休暇