【なんば建築工房】土間がおしゃれな和風の平屋 │OB邸訪問(前編)

今回訪れたのは、岡山市東区瀬戸町に建てられたYさんのお宅。深い軒(のき)と広い土間のある「和の家」の特徴を活かした、なんば建築工房が手がけた平屋のお家です。
和の雰囲気を醸し出しつつ、アンティーク照明やステンドグラスといった要素を散りばめて「和と洋」が見事にマッチした一邸を、もし家メンバーのまさぽん&まっきー夫婦と編集部の初谷が案内してもらいます。その前編を記事と動画でお楽しみください!

※本取材は、2020年5月31日に行われたものです。

Yさん

ようこそいらっしゃいました。施主のYです。
なんば建築工房さんと一緒に「納得するまで考えて、妥協をせず」建てた我が家を、今日はご案内いたします。

まさぽん&まっきー

現在は、賃貸アパートに2人で暮らしております。知り合いの紹介で、この企画を知りました!
個人的に何社かお話は聞いたことある程度でしたが、今回見学させて頂くお家は伝統的な和風のお家ということで、実家が純和風の家ということもあり、こんなのもありかなと思って口下手な夫婦ですが、思い切って参加してみました(笑)
しかも最近気になってた平屋のお家だったので、楽しみです!

まずは施主のYさんインタビューを読みたい方は >> こちら!

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重厚感ある玄関は職人の技と備前焼がお出迎え

初谷

こちらは住まわれて1年2ヶ月と聞きましたが、思ったより新しく感じますし、すごく綺麗ですよね

Yさん

小さい子どもがいないので(笑)

初谷

なるほど(笑)。お二人は今日はどういうところを見たいですか?

まさぽん&まっきー

そうですね。平屋ということなので、2階建にないものというか、どういうところを工夫しているのか気になりますので、よろしくお願いします

初谷

リビング側の扉の上部にステンドグラスがありますが、すごくおしゃれですね

Yさん

そうですね。家自体が和風なので、ちょっと遊び心で洋風を加えたらちょっとイメージが変わるんじゃないかな、ということで取り付けました

初谷

玄関の天井は編み込まれたような感じですごく格好良いですね

Yさん

今回なんば建築工房さんの方で、こういうのもあるよと教えて頂いて、まだ施工の実績がないということだったので、今回初めてうちでやったとか

まさぽん

トイレは白い壁、玄関と通路は暗めの色の壁になっているんですけど、そういうのもこだわりがあってですか?

Yさん

これはね、うちの妻が玄関はちょっと重みのある雰囲気の方が良いんじゃないかということで、このグリーンの濃い色にしたみたいですね

まさぽん

確かに雰囲気がすごく落ち着いた感じになって良いですね

Yさん

趣味が備前焼なもので、備前焼を置いたときに映える色かなと思っています

まさぽん

この竹も模様が珍しいですね

Yさん

その竹なんですけどね、簡単そうに見えるかもしれないんですけど、上も下も釘1本も使わずに取り付けているということで、すごく技術がいるものだということをお聞きしています。
なんばさんのところの若い大工さんで、これだけをわざわざ見にこられたりしますよ

まさぽん

竹で刺して止めているんですね!

Yさん

これを折った暁には大変なことになりますから、私は(笑)

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トイレは将来を見据えた広々設計

初谷

トイレですが、便器が2つある仕様になっているんですね。これはどなたが希望されたんですか?

Yさん

これはうちの妻が、どうしても小便器が欲しいということで追加しました。その関係でちょっと、一般的よりは広いトイレになったというのが現実です

初谷

ちょっとどころじゃないですよ。(笑)だいぶ広いし、お店のトイレみたいですね。居酒屋さんでもこんな広さはなかなかないですよ!

まっきー

やっぱり使い勝手とかはいいですか?

Yさん

良いですね。あと将来的に、高齢者になった時に車椅子でも入れるように広めにしたというのもあります

初谷

これだったら車椅子でどちらでもいけますね。今回こちらの家を建てるときは将来、ご高齢になった後というのも意識されているということですか?

Yさん

そうですね。やはり私自身がもう結構年なので、これから先のことを考えてというのと、やはり今の時代でいう段差がない、という内容で床は考えていました

まさぽん

子どもが生まれて、さらにその子が巣立っていった後のことまで…、今は正直考えていませんでした

Yさん

照明はかみさんの趣味でアンティークのものです。さきほどのステンドグラスも妻の趣味でアンティークで、噂によるとイギリスから取り寄せたとか

まっきー

えーすごく良いやつじゃないですか(笑)

まさぽん

天井もすごいですね。玄関のとはまた違って、これは竹ですか?

Yさん

コレは葦(あし)ですね。
手洗いの鏡もアンティークのやつなんです

まさぽん

奥さんのこだわりが結構強いですか?

Yさん

強いです…怖いです(笑)

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使い勝手が自慢のオシャレな洗面所

Yさん

ここが洗面所で、こだわりとしては水回りのタイルと、大きめの手洗いのボウルです。とりあえずちょっとした物でもすぐに洗えるという使い勝手をお願いして、医療関係のものを使っています

まっきー

たしかに、大きいですね

Yさん

浴室も本来は造作のタイルの浴槽にしたかったんですけど、タイルなので、冬場とかは冷たくて寒いと言われて。ユニットバスの方が良いよ、ということでユニットバスを入れています

初谷

壁についているこの板はなんでしょうか?

Yさん

トイレと比べてこっちは間取りの関係で狭いので、お風呂に入った時にちょっとした着替えとか、タオルを置くための棚としてつけてもらいました。必要じゃない時は折りたたんでおけます。
あと、普通は鏡が開きになって中に物を置けるんだけど、うちは洗濯機置き場の上が物入になっています

初谷

やはり洗面ボウルは、奥様がこういう深さの大きさのものが良いというふうに思われたんですか?

Yさん

これは私がお願いしたんです。どうしても小さいと手を洗ったりした時に周りに水が散るので、それがあまり好きじゃなくて。やはり深くて大きかったら水ハネが少ないので
ただ1点、子どもに不評なのが「なぜシャワー水栓にしなかったのか」って。あえてシャワーにはしていません。こっちのほうが可愛いから。(笑)

Yさん

水栓の形も全て選びました。やはり付け替えも大変だし、最初から全て選べば後々が楽です

まさぽん

最近、こう言う丸い感じの多いですよね。こだわりだなって思いました

Yさん

ここの丸みは私のアイデアで、頼んだらパッとやってくれます、なんばさんは

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